ブック

「超AI整理法」を読んだ感想【2020年に読んだ書籍】

超AI整理法のイメージ

今回は、『「超」AI整理法』(著者:野口悠紀雄)を読んだ感想を記事にまとめています。

単純に「AI」と「整理」というキーワードの組み合わせに惹かれました。

会社でも自宅でもある程度5Sを意識しているものの、「AI」というキーワードで何か実践しているか考えると、思い当たらなかったので何か得ることができればと思って手に取った感じです。

書かれている内容はモノの整理ではなく「データ情報の整理」の方法でした。

  • 片付けるのが下手な人
  • 捨てられない人
  • あれもこれも試して何がいいのかわからない人

「超AI整理法」を読んだ感想【2020年に読んだ書籍】

「超AI整理法」の感想は以下の3つのポイントに分けています。

  1. 要点
  2. ここが参考になった
  3. ここは何とも言えない

要点

この本が伝えたいことの要点はこんな感じです。

AIの技術が発展してきているし、利用することで仕事や生活は一変する。けど、AIの新しい技術を使えないと意味ないじゃん。だから、ちゃんと使うための整理の仕組みを構築しよう。この本でしっかりと方法を教えるから。

で、その方法なんだけど、

「いらないものを捨てる」から「必要なものを検索する」に変えろ!

そして

  • グーグル音声認識システム使え!
  • グーグルドキュメントを使え!
  • グーグルレンズを使え!
  • グーグルに統一してすべての情報はそこに仕舞え!

ってこと。わかった?

というのが、この本で読者に伝えたい要点です。

グーグルレンズ:
無料の画像認識サービス。撮影したものが何か教えてくれる。印刷された文字を読み取ってテキストに変換してくれるとっても便利な機能。

実際には具体的な使い方がしっかり書いてあるので、こんな乱暴じゃないですよ。あくまでも要点のまとめです。

なんでそんなにグーグル推しなの?というところが気になるポイントですよね。野口悠紀雄さんがグーグルを推すのはこんなメリットがあるから。

  1. 音声認識でメモが書ける
  2. 音声認識で文章が書ける(長文も可)
  3. 印刷された文字を読み取ってテキスト変換してくれる
  4. テキストをグーグルドキュメントで記録できる
  5. 撮影した画像をすべてグーグルフォトに保存できる
  6. 翻訳機能と音声読み上げで外国語の翻訳や勉強が捗る
  7. 名刺のデータを整理できる(文字認識してアドレス登録できる
  8. グーグルサービス内を探すだけで必要なものはすべて見つかる
  9. 他のものを使う必要がない

グーグルサービスの他にも有能なツールもあるけど、データ情報を一元管理できるのはグーグルだけ。別のものに置き換えたいと思ったら情報が散らばってしまって、どこに保存しているか分からなくなり、使いたい時に使えなくなる。だからグーグル使いましょうって話です。

ここが参考になった

グーグルサービスをフルに使うことによって、ほぼすべての個人情報をグーグルに預けることになるが、それって大丈夫なの? という疑問に対しての野口悠紀雄さんのアンサーは納得した。

「グーグルが個人情報を持ったとしても悪用で得られる利益はわずか。むしろ悪用が明るみになったときの損害を考えると、合理的に悪用しないだろう。それより、僕らとしてグーグルサービスを使わないことで情報管理が非効率やし、使った方が良いんじゃない」

なるほど。今となってはSNSもあるし、悪巧みしてもかんたんに握り潰せないよね。超有名人や政治家ならまだしも、僕らから得られる利益なんてグーグルの規模を考えるとほぼ無みたいなもんですよ。

ここは何とも言えない

考え方としてはグーグル検索と一緒。何でもとりあえず放り込んでおいて、後は検索で必要な情報が引っ張り出す。 ということは、自分で保存するテキストや写真に重要だろうキーワードを放り込んでおく必要がある。また検索のスキルが必要になるということ。

となると、下準備が重要になるし、ある程度の慣れないと難しいと思う。やりながら精度が上がっていく感じになるかな。使えば使うほど使いやすくなると文章の中にも書いてあったけど、本当にその通りだと思う。でも、そこに至るまでにくじけず進められるかが鍵ですね。

で、その上でなんですが、今のグーグル検索を見ていると、本当にその人にとって必要な情報が引っ張りだせているかどうかは疑問に思う。果たして膨大な数の情報から最適な情報が引っ張りだせているのだろうか、と。情報が増えれば増えるだけ、玉石混交の如く、引っ張り出すのに苦労しそうな気がしている。アルゴリズムとは言わないけど、どこかで自分のキーワード付けのルールの精度が上がっていかないと難しい整理法かもしれない。 要は自分次第。(先の先を見すぎているだけのような気がするけど)

まとめ

確かにいろいろなサービス使用していたら、どんどん整理が難しくなりますよね。僕はiPhoneのメモとGmail、グーグルスプレッドシートでテキストを、外付けHDDで画像を管理していますが、どこに行ったか探すのにあっち行ったり、こっち行ったりしてる。今まで自分がやってきたことなので、おおよその整理でも分かっているところもあるけど、最適解とは言えないので、一度グーグルサービスにまとめる整理法を試してみようかな。少なくても、音声認識によるテキスト変換はやろう。ブログ書く上でも、メモ取るのも便利そうだし。

ちなみに、本の中にはさらに具体的な使用例がたくさん書かれています。整理についての考え方を増やす意味で、「超AI整理法」は読んでおいて損はない本です。

「超」AI整理法 無限にためて瞬時に引き出す

本と向き合える時間が増える「Kindle paperwhite」
kindle-whitepaperをお風呂で使っているイメージ

「kindle paperwhite」は文庫本1冊ほどのコンパクトなサイズ・重さで数千冊もの本を持ち運べる電子書籍です。電車・バスでの移動やカフェでのリラックス時間など、いつでもどこでも自分の本棚から読みたい本を取り出すことができます。ブルーライトカットで目に優しく、バッテリーも長持ち。さらに、防水機能が搭載されているため、入浴しながら本を読むこともできます。

「kindle paperwhite」は本と向き合える時間を増やしてくれる、良きパートナーとなってくれますよ。